「こうちミュージアムネットワーク」について 寄稿No.1

この度、「よさこい文化協会」が加盟していただけることとなりました「こうちミュージアムネットワーク」を紹介します。 
2001(平成13)年度に「山内入国400年共同企画」を県内の関係する博物館が連携して取り組み成果を残しています。その成果を発展させるため翌年度の「高知県平成14年度文化施設人材育成事業」において県下の博物館施設連携組織の検討が進み、結果として2003(平成15)年3月5日「こうちミュージアムネットワーク」の設立に至りました。

高知県内71機関 文化的サービス提供

その目的は「高知県における博物館施設及びその他資料の研究・保存・展示・公開を行う文化施設並びに文化行政機関・教育機関において情報を共有し、共通問題の検討・協議を通して職員の資質向上を図り、県下の文化施設の活性化及び県民の求める文化的サービスの提供を促進すること」です。そして現在の会員は71機関、事務局は高知城歴史博物館内にあります。 
会員の特徴は、公立博物館だけなく、民営の博物館、図書館、NPO法人、寺院などが参加していることにあります。博物館の分野も、歴史、美術、文学、まんが、動植物、地質など多彩です。 
組織は、会長、副会長のもと、13の幹事館を企画調整部会、研修教育普及部会、地域資料調査部会に編成しています。 


2019年10月26日「志・土佐学びの日」イベント(高知市の帯屋町アーケード内)

事業は、機関紙発行、研修会見学会の実施、資料保存の取り組み、高知市公報「あかるいまち」の「歴史万華鏡」連載、「志・土佐学びの日」参加などとなっています。中長期的には、災害時の資料保存ネットワークの構築に関する情報収集、廃校利活用の検討などに取り組むこととしています。 
こうした活動を地道につづけることによって、高知県の資料保存や文化の発展に少しでも貢献できればと考えています。 
この「こうちミュージアムネットワーク」の活動が「よさこい文化協会」のお役にたてれば幸いです。

こうちミュージアムネットワーク
       会長 筒井秀一(高知市立自由民権記念館長)